TPP早期承認の必要性訴える APECペルーで開幕[2016/11/18 11:57]

 APEC(アジア太平洋経済協力会議)がペルーで開幕しました。トランプ次期大統領によってTPP(環太平洋経済連携協定)の先行きが不透明になるなか、日本側は各国に対して早期承認の必要性を訴えて奔走しています。

 岸田外務大臣:「ケリー長官からは(TPPについて)『自分たちは諦めていない』『米国の経済界は強く期待している』。こうした説明がありました」
 トランプ氏がTPP脱退を掲げるなか、岸田大臣はケリー国務長官と会談し、「自由貿易の流れに逆行しないためにもアメリカの早期承認が必要だ」と訴えました。また、世耕経済産業大臣はTPPに参加する7カ国の閣僚会合を開き、アメリカの参加が不可欠だという考えで一致しました。APECの閣僚会議で日本側は自由貿易の重要性を強調し、「結束」をアピールする狙いです。

こちらも読まれています