TPP首脳会議 各国が早期発効に向け方針を確認[2016/11/20 06:22]

 TPP(環太平洋経済連携協定)の参加12カ国による首脳会議がペルーで開かれました。TPPの早期発効に向けて、それぞれの国が国内手続きを加速させていく方針を確認しました。

 約1時間の会議で参加国は、TPPが戦略的・経済的に重要であることや、早期発効に向けてそれぞれの国が手続きを加速させることを確認しました。しかし、アメリカではトランプ次期大統領がTPP離脱を掲げ、オバマ政権中の議会での承認手続きが困難になっています。安倍総理大臣は「現状にひるんで国内手続きをやめればTPPは死んでしまう」と訴えました。また、オバマ大統領は「国内での理解を求めるために力を尽くしていく」と述べました。この後、開幕したAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議でも、TPPなど自由貿易の重要性について議論し、自分の国を優先する保護主義への対抗姿勢を打ち出します。

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