「朴大統領と共謀認められる」親友と側近を起訴[2016/11/20 11:46]

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友による国政介入事件で、検察は、朴大統領の親友と側近2人を「大統領との共謀が認められる」としたうえで起訴しました。

 (高橋政光記者報告)
 記者会見はソウル中央地検の13階で今も行われています。検察は、再三の要請にもかかわらず、事情聴取に応じなかった朴大統領について、起訴した3人と相当部分で共謀関係があるとしました。起訴されたのは、朴大統領の親友の崔順実(チェ・スンシル)被告と、大統領府の前首席秘書官・安鍾範(アン・ジョンボム)被告、前秘書官のチョン・ホソン被告です。検察は、起訴状に朴大統領の共謀を盛り込んだうえで、「憲法上起訴できないが、捜査は続ける」としています。朴大統領の弁護士は、事情聴取について「今週、協力できる」としていて、検察は、起訴内容を裏付けるため容疑者として詳しく話を聞くものとみられます。ただ、朴大統領は、来月にも始まる特別検察官の捜査もにらんだうえで、20日の起訴状の対策を練ったうえで事情聴取に挑むとみられ、激しい攻防が予想されます。

こちらも読まれています