来年の仏大統選挙 最大野党「共和党」候補者決まる[2016/11/28 11:55]

 来年春に行われるフランス大統領選挙で、最大野党「共和党」の候補者として元首相のフィヨン氏(62)が選ばれました。本選では極右政党党首との対決となることが有力視されています。

 フランスでは27日、共和党の統一候補を決める予備選挙の決選投票が行われました。どちらも首相経験のあるフィヨン氏とジュペ氏(71)の2人が争った結果、経済再生などを公約に掲げたフィヨン氏が得票率で30ポイント以上の差を付けて圧勝しました。フィヨン氏はサルコジ前大統領のもとで5年にわたって首相を務めました。フランスでは相次ぐテロと景気低迷からオランド大統領の支持率が低下し、与党「社会党」は勢いを失っています。そのため、大統領選挙では、移民の受け入れ反対やEU(ヨーロッパ連合)離脱を掲げる極右政党「国民戦線」のルペン党首とフィヨン氏の戦いとなることが予想されています。

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