OPECが8年ぶり減産で合意 原油価格は上昇[2016/12/01 05:54]

 OPEC(石油輸出国機構)は、8年ぶりに原油の減産に踏み切ることで合意しました。

 OPECはオーストリアのウィーンで開かれた総会で、加盟国全体の原油の生産量を来年1月から約4.5%、一日あたり120万バレル減らすことで最終合意しました。減産は8年ぶりで、低迷が続く原油価格を押し上げる狙いがあります。OPECに加盟していないロシアも減産に合意する見通しで、9日に協議が行われます。一方、欧米による経済制裁の解除で市場シェアの回復を目指していたイランは、制裁前の水準まで増産が認められました。今回の合意を受けて原油先物相場は急速に値上がりし、1バレル=49ドル台に達しました。

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