北朝鮮への制裁決議に中国は「影響は与えない」[2016/12/01 17:57]

 国連の安全保障理事会の北朝鮮への新たな制裁決議について、中国側は制裁決議が北朝鮮の市民生活に影響は与えないと強調しました。

 中国の国連大使は「制裁決議には北朝鮮の市民生活に不利な影響を与える意図はなく、正常な経済・貿易関係にマイナスの影響を与えることは望んでいない」と強調しました。また、中国共産党系の「環球時報」は「アメリカや韓国が軍事的な圧力を緩め、北朝鮮と信頼関係を築くよう努力しなければ、どんな制裁も意味はない」とし、アメリカや韓国の強硬姿勢こそが問題で、対話を再開すべきと主張しています。
 北朝鮮大使館の関係者:「(Q.新しい制裁が決まったが?)制裁しても、しなくてもよい」「(Q.経済が厳しくなる?)関係ない。心配しないで大丈夫だ」
 一方、北京の北朝鮮大使館前では、制裁に対して強気の発言も聞こえてきました。

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