「辞任まで24時間抗議」怒り頂点に…あすもデモ[2016/12/02 17:25]

 与野党の駆け引きで、結局、朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾(だんがい)訴追案の採決は先送りになりましたが、国民不在の政治闘争に怒りは頂点に達しています。

 (井上敦記者報告)
 (Q.あすのデモは大規模に行われる予定か?)
 ソウルの広場には3日も相当な数の人が集まることが予想されます。その理由は、2日に発表された朴大統領の最新の支持率です。数字は4%と過去最低のままでした。大統領は、先月29日に国民に向けて条件付きで退陣するという意思を表明していますが、この数字を見ても国民が納得していないことがよく分かります。いつ辞めるのかがはっきりしない以上、3日の抗議活動も激しくなることが予想されます。そして、先週に150万人が集まった広場の中心部では、多くのテントが張られ、泊まり込みでの抗議活動が続けられています。彼らに話を聞くと、「大統領が辞めるまで24時間、抗議を続ける」と話していました。国民の強い怒りに国会も動き出してはいますが、今後は、大統領自身がいつ辞めるのかの決断を迫られることになりそうです。

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