比ドゥテルテ氏 高支持率も半数が暴言への懸念[2016/12/15 21:06]

 過激な発言で注目を集めるフィリピンのドゥテルテ大統領について、最新の世論調査の結果が発表されました。高い支持率を維持する一方、暴言による悪影響を心配する人が半数に上ることが分かりました。

 15日に公表された世論調査は、フィリピンの民間調査会社「ソーシャル・ウェザー・ステーションズ」が3日から6日にかけて1500人を対象に実施しました。これによりますと、ドゥテルテ大統領の仕事ぶりについて「満足している」と答えた人は77%に上り、「満足していない」と答えた人は13%にとどまりました。一方で、ドゥテルテ大統領の暴言がフィリピンの外交に悪い影響を与えると考えている人は51%に上り、影響はないとする人は33%でした。ドゥテルテ大統領は、自らが推進する容疑者の殺害もいとわない麻薬犯罪対策に批判的なアメリカのオバマ大統領に対する暴言を繰り返し、今年9月には首脳会談をキャンセルされる事態を招いています。

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