ドゥテルテ大統領が「バイバイ アメリカ」不満噴出[2016/12/18 11:51]

 フィリピンのドゥテルテ大統領は、記者会見で「アメリカの金がなくても生きていける」とアメリカへの不満をあらわにしました。

 ドゥテルテ大統領:「我々は金などいらない。中国の方が多くを与え、金もくれると言っている。だからバイバイ、アメリカ」
 ドゥテルテ大統領は、アメリカの援助機関がフィリピンへの支援を再検討するとした決定に「我々はアメリカの金がなくても生きていける」などと反発しました。援助機関はドゥテルテ大統領が進める容疑者の殺害も辞さない麻薬対策に懸念を示していますが、ドゥテルテ大統領は「代わりに中国が助けてくれる。アメリカはフィリピンから出ていく準備をすればいい」などと述べ、駐留アメリカ軍との協定破棄も示唆しました。一方で、トランプ次期大統領については「自分と気が合う」と述べ、「オバマ大統領がいなくなればアメリカへの見方を考え直す」とも話しています。

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