トランプ氏「誰がそんなこと言った?」 独のテロで[2016/12/22 10:30]

 アメリカのトランプ次期大統領がドイツ・ベルリンでのテロ事件について、記者団とのやり取りで自分が出した声明をすっかり忘れ、話がかみ合わない一幕がありました。

 トランプ次期大統領:「(Q.ベルリンの事件はキリスト教徒に対する攻撃だとコメントしたが?)誰がそんなこと言った?いつ言った?」「(Q.あなたが声明のなかで言ったが?)そうか、続けて」「(Q.イスラム国家との関係に影響を与える?)これは人類への攻撃だ」
 トランプ氏は事件直後の声明で、過激派組織「イスラム国」やイスラム過激派によるキリスト教徒の虐殺だと断定していました。しかし、記者団の質問には、声明の内容を忘れたようで「人類への攻撃で、とにかくひどい」などと言い換えました。トランプ氏はオバマ政権から機密情報についての説明をほとんど受けておらず、事実関係を把握していないと危機管理能力を危ぶむ声が上がっています。

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