破壊されたロヒンギャの村 “虐殺や人権侵害も”[2016/12/22 14:55]

 ミャンマーでイスラム系少数派のロヒンギャが迫害されている問題で、弾圧が強まったとされる10月以降、日本のメディアとして初めてANNのカメラが破壊されたロヒンギャの村に入りました。

 ミャンマー西部のラカイン州では、10月にロヒンギャとされる武装勢力が警察施設などを襲撃して以来、治安部隊によるロヒンギャの虐殺や人権侵害が行われている疑いが浮上しています。ミャンマー政府は21日、ANNなどに破壊されたロヒンギャの村の取材を許可しました。村ではほとんどの家が焼かれ、住民は「国軍の兵士が家に火を付けた」「複数の女性が乱暴されたと聞いた」などと証言しました。一方、政府はロヒンギャが襲撃したとされる警察の施設も公開しました。アウン・サン・スー・チー国家顧問はロヒンギャへの人権侵害について調査を進めるとしています。

こちらも読まれています