トランプ氏怒る イスラエル巡り米が拒否権使わず[2016/12/24 09:26]

 国連の安全保障理事会は、イスラエルがヨルダン川西岸などで行っている入植活動の即時停止を求める決議案を賛成多数で採択し、イスラエルを強く支持するトランプ次期大統領は怒りをあらわにしました。

 国連安保理は23日、ヨルダン川西岸や東エルサレムでのイスラエルによるユダヤ人入植活動の即時停止を求める決議案を賛成多数で採択しました。アメリカは棄権しましたが、友好国のイスラエルの立場に反する決議案で拒否権を行使しない極めて異例の対応です。トランプ氏はツイッターに「1月20日以降の国連は違う」と書き込み、オバマ政権が拒否権を行使しなかったことを強く批判しました。これに対し、ホワイトハウス高官は「今の大統領はオバマ氏だ。オバマ大統領はどの大統領よりもイスラエルのために尽力してきた」と反論しています。

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