「変化の象徴」地元メディアが安倍総理訪問を分析[2016/12/27 11:46]

 安倍総理大臣は日本時間の27日朝早く、ハワイに到着し、国立太平洋記念墓地などを訪れました。28日、アメリカのオバマ大統領とともに真珠湾を訪問します。アメリカ側は安倍総理の訪問をどのように受け止めているのでしょうか。

 (横地明子記者報告)
 ハワイは今、休暇シーズンでワイキキのビーチにも多くの人たちが集まっています。ハワイの地元紙1面で、安倍総理の真珠湾訪問について速報で伝えています。そして、地元のテレビも今回は速報で安倍総理のハワイ入りを伝えています。今回の訪問は「残虐な戦いの後、同盟国としての関係を築き上げた変化の象徴だ」とする一方で、「日米の関係がここまで来るのに70年以上もかかったということだ」と和解は簡単なことではなかったということを強調しています。また、別の新聞では「オバマ大統領と同様に次期大統領のトランプ氏とも強固な関係を築きたいと望んでいる」ことの表れだと分析しています。そのオバマ大統領は16日からハワイ入りしています。別荘近くのゴルフ場で自らカートを運転し、趣味のゴルフを楽しみました。パットを決めて喜びのガッツポーズをするなど、任期最後の冬休みをリラックスして過ごしています。アメリカのメディアのなかには今回の訪問を単なる慰霊ではなく、何か戦略的に重要な意味が別にあるのではないかと分析するメディアもあり、それだけ今回の安倍総理の訪問に注目が集まっています。

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