日米首脳が真珠湾へ オバマ大統領のスピーチは[2016/12/28 05:51]

 安倍総理大臣のスピーチを受けて、オバマ大統領はどのような発言をするのでしょうか。

 (山下達也記者報告)
 オバマ大統領は今回、「和解の力」をキーワードにして、敵国だった日米が仲直りしたと訴えます。オバマ大統領は首脳会談の前に日本時間の28日朝早くから、恒例の筋肉トレーニングを行って平常心で臨んでいます。アリゾナ記念館の訪問直後に行うスピーチでは、オバマ大統領は和解の力というキーワードを出して、第2次大戦で敵国だった日米が緊密な同盟国になったとアピールします。その背景には、アジア重視の「アジアリバランス」政策を掲げてきただけに、日本と中国や韓国など戦後を引きずる国にも和解が波及してほしいという思いがあります。オバマ大統領のハワイの同級生は「オバマ大統領はアジアに愛着があり、最後まで各国との溝を埋め合わせようと努力するだろう」と話しています。アメリカメディアも日本時間28日の訪問を報じていて、アジア重視を掲げたオバマ大統領には機会だとしています。一方で、トランプ次期大統領は核能力強化など、オバマ大統領と真逆のことを言っているので、アメリカメディアも各メディアが「一体、来月から日米関係がどう変化するかは分からない」とも書いていて、トランプ次期大統領が不安定要因になっています。

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