オバマ大統領がロシアに報復措置 サイバー攻撃受け[2016/12/30 05:56]

 アメリカの大統領選挙に干渉するためにサイバー攻撃を仕掛けたとして、オバマ大統領はロシアの外交官ら35人を国外追放にするなどの報復措置を発表しました。

 報復措置によってアメリカに駐在するロシアの外交官ら35人が72時間以内に国外に追放され、ニューヨーク州などにある2つのロシアの関連施設が閉鎖されます。また、サイバー攻撃に関わったとして、ロシアの情報機関など5つの組織と情報機関の幹部4人を新たに制裁の対象に指定しました。オバマ大統領は、声明で「ロシアの攻撃的な行動への対応措置はこれですべてではない」としてさらなる措置を取る可能性を示しました。一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「この制裁には根拠がなく、国際法違反」だとして対抗措置を講じる考えを示しました。

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