ロシア 対抗措置実施せず 米によるロシア制裁に[2016/12/30 23:30]

 アメリカのオバマ政権がロシアからサイバー攻撃を受けたとしてロシアの外交官の追放を発表したことについて、ロシアのプーチン大統領は、対抗措置を講じない意向を表明しました。

 プーチン大統領は30日、「無責任な外交は行わない」として、アメリカへの対抗措置は実施しないという声明を発表しました。「ロシアとアメリカの関係改善のため、トランプ次期大統領と協力していきたい」などと説明しています。さらに、ロシアに駐在するアメリカの外交官の子ども全員をモスクワの大統領府で開く新年会に招待する考えも明らかにしました。対抗措置を巡っては、ラブロフ外相がアメリカの外交官35人の国外追放などを提案していましたが、承認しませんでした。

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