少女像を領事館前に再設置 韓国政府「知恵絞る」[2016/12/31 17:34]

 韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことについて、韓国外務省は「外国の公館の保護も検討する必要がある」というコメントを出しました。

 韓国の市民団体は30日、釜山の日本総領事館前に、いったん警察に撤去された少女像を改めて設置し、31日に除幕式を行います。地元の自治体は、市民からの抗議を受けて設置を黙認する考えを示しています。外務省の杉山事務次官は、韓国の李俊揆(イ・ジュンギュ)駐日大使に「去年の日韓合意の精神に反するもので、極めて遺憾だ」と抗議し、早期撤去を求めました。これに対して、韓国外務省は「外国の公館の保護も検討する必要がある。慰安婦問題を記憶する適切な場所に関して知恵を絞りたい」とコメントしました。慰安婦問題に対する日韓合意については、「着実に履行していく立場に変わりはない」としています。

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