中国海軍が南シナ海で　年末年始に空母発着訓練[2017/01/04 18:02]

　新年早々、南シナ海で空母の艦載機の発着訓練を実施しました。

　中国海軍の空母「遼寧」が2日、南シナ海で艦載機の発着訓練を行ったと中国国営テレビが伝えました。中国海軍系のメディアは2012年の遼寧の就役以来、艦載機の「殲（せん）15」が南シナ海で飛行したのは初めてだということです。
　訓練に参加した中国海軍の軍人：「訓練の条件は複雑で困難やプレッシャーも大きいが、研究と準備を通じて飛行技術と安全レベルを高めていきたい」
　中国メディアは、遼寧が年末年始に訓練する様子を連日、報道しています。遼寧はこの後、台湾海峡を通過して青島に戻るという見方もあり、今回の訓練は台湾の蔡英文総統やアメリカのトランプ次期大統領を牽制（けんせい）する狙いがあるとみられます。