韓国政府、衝撃と“八方塞がり” 解決長期化か[2017/01/09 17:22]

 韓国への対抗措置として、大使がソウルから帰国しました。日本の措置を韓国はどのように受け止めているのでしょうか。

 (西村香織記者報告)
 日本が極めて異例な「強い対抗措置」を取ったことに韓国は衝撃を受けています。9日は空港に非常に多くの韓国メディアが詰め掛け、長嶺大使の一時帰国は注目を集めました。韓国メディアは日本の措置に対して反発する一方で、日韓関係がより悪化し、確執が深まることへの懸念も伝えています。そして、韓国外務省に対して「日本に遺憾の意を伝えるだけで何の対応もできない」といら立ちを募らせています。実際、日本が求める少女像撤去について、ある韓国政府関係者に話を聞いたところ、「地方自治体が市民の圧力に負けて少女像の設置を黙認した事案で、政府が介入するのは非常に難しい」と困惑しているような状況です。朴槿恵(パク・クネ)大統領が職務停止となり、リーダーが不在のなか、この問題を解決する糸口を見つけるには時間がかかりそうです。

こちらも読まれています