トヨタ、米に1兆円超投資 ホンダは見直さず[2017/01/10 10:31]

 アメリカ・デトロイトで北米国際自動車ショーが開幕し、トランプ次期大統領からメキシコでの生産計画を批判されたトヨタ自動車は、アメリカに1兆円余りの投資をする方針を表明しました。

 トヨタ自動車・豊田章男社長:「今後5年間でアメリカに100億ドル(約1兆1700億円)を投資します」
 トヨタの1兆円を超える投資計画はトランプ氏の批判を受けて決めたわけではないということですが、投資や雇用を要求するトランプ氏の意向に沿った形になりました。さらに、フィアット・クライスラー・オートモービルズもアメリカで1170億円の投資に加え、2000人を追加雇用する計画を決めました。また、トランプ氏はメキシコでの生産をやめ、アメリカで工場を造るか国境で高い関税を払えと警告しています。これについてホンダは、現時点でメキシコの生産体制を見直す考えはないことを明らかにしました。
 ホンダ・八郷隆弘社長:「(メキシコは)今の稼働を当面、考えています」
 また、トヨタ、日産自動車、アメリカのゼネラル・モーターズ、ドイツのフォルクスワーゲンも撤回しない考えを相次いで示しています。

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