空母が台湾海峡を航行 中国「正常なことだ」と強調[2017/01/12 01:04]

 中国の空母「遼寧」が台湾海峡を航行したことについて、中国外務省は11日、「国際航路であり、正常なことだ」と強調しました。

 中国・劉振民外務次官:「台湾海峡は中国人民も共有している国際航路であり、(空母)遼寧が訓練過程で台湾海峡を往来するのは正常なことで、(中台)両岸関係にいかなる影響も与えない」
 中国政府はアジア太平洋地域の安全保障政策を巡り、自らの主張をまとめた白書を初めて発表しました。このなかで、米中関係についてはトランプ新政権をにらみ、「衝突や対抗はせず、新たな節目で関係をさらに発展させていきたい」としたうえで、「大国が共同で安全保障に取り組む」など米中協力の必要性を訴えました。一方で、南シナ海など領土・領海の問題では一歩も譲らない姿勢を改めて強調しています。白書がトランプ氏の大統領就任を前に発表されるなど、アジア太平洋地域の安全保障を巡り、米中間の激しい神経戦が活発化しています。

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