「一方の味方するな」米“尖閣防衛”発言に中国反発[2017/01/13 00:05]

 アメリカの次期国務長官候補が、中国が尖閣諸島の占領を試みた場合、日本を防衛する考えを示したことについて、中国は「一方の味方をするな」と強く反発しました。

 中国外務省・陸慷報道局長:「尖閣諸島は古くから中国固有の領土だ。米国が客観的で公正な立場に基づき、主権問題で一方の味方をしないよう希望する」
 中国外務省の陸報道局長はさらに、「日米安保条約は冷戦時代の産物であり、中国の主権や正当な利益を損なうべきではない」と注文を付けました。アメリカのトランプ次期大統領が国務長官に指名したティラーソン氏は、議会での公聴会で、中国が尖閣諸島の占領を試みた場合、「日本とは長い間、同盟関係にあり、合意に沿って対応する」と述べ、日本を防衛する考えを示していました。

こちらも読まれています