文化相ら逮捕状審査 「ブラックリスト」作成主導か[2017/01/20 11:54]

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権に批判的とみなされた芸術家ら約1万人の「ブラックリスト」の作成を主導したとして、現職の文化体育観光相と元大統領秘書室長に逮捕状を出すか裁判所が審査しています。

 趙允旋(チョ・ユンソン)文化体育観光相と金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長は20日午前10時ごろ、ソウル中央地裁に出頭しました。特別検察官の捜査チームは18日、2人が韓国の朴槿恵政権に批判的とみなされた芸術家ら約1万人の「ブラックリスト」の作成を主導したとして、職権乱用の疑いで逮捕状を請求しました。趙氏は開催が1年後に迫った平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの担当で、逮捕されれば準備に影響が出る恐れがあります。捜査チームは、朴大統領がリスト作成に関与したとみて調べを進めています。

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