2016年中国GDP 6.7%成長 経済の減速傾向続く[2017/01/20 20:09]

 中国の去年1年間のGDP(国内総生産)の成長率は、前の年に比べて6.7%のプラスとなりました。6%台の成長率は2年連続で、中国経済の減速傾向が続いています。

 国家統計局長:「2016年は国内外の複雑な経済環境に立ち向かいながら、習近平同志を核心とする党中央のリーダーシップのもと、13次5カ年計画の良いスタートを切ることができた」
 国家統計局によりますと、2016年の6.7%の成長率は、おととしに比べ0.2ポイント低く、6年連続の減速です。輸出と輸入を合わせた貿易総額が2年連続で減少したほか、民間投資の伸びも低くとどまりました。一方、中国政府は、公共投資や減税などで景気を下支えし、当初の「6.5%から7%」の目標を達成した形です。また、中国経済にとって、アメリカのトランプ次期大統領の強硬な対中政策が大きなリスクとなっていますが、統計局長は「トランプ氏はウィンウィンの角度から米中の大国関係を発展させるだろう」と期待感を示しました。

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