米を「欠陥のある民主主義」に引き下げ 英調査機関[2017/01/27 09:46]

 イギリスの調査機関が世界の民主主義の格付けを発表し、アメリカを「欠陥のある民主主義」に引き下げました。民主主義の低下がトランプ大統領誕生の背景になったとしています。

 イギリスの経済誌エコノミストの調査機関「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」は世界167の国と地域について、去年の民主主義の達成度合いなどを4段階で格付けしました。アメリカはおととしの20位から21位に落ち、格付けの分類は最上位の「完全な民主主義」から2つ目の「欠陥のある民主主義」に引き下げられました。「アメリカ国民の政治システムに対する信頼が著しく低下したため」と理由を説明しています。調査機関はこの信頼低下がトランプ氏が大統領選挙で勝利した背景になったと分析しました。日本はおととしの23位から20位にアップしましたが、アメリカと同じ「欠陥がある民主主義」となっています。最下位の167位は北朝鮮でした。

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