州連邦地裁が“入国制限”の大統領令差し止め命令[2017/02/04 11:48]

 アメリカでイスラム圏7カ国からの入国を一時的に禁じた大統領令について、ワシントン州の連邦地方裁判所が一時的な差し止めを命令し、全米に適用されると発表しました。

 ワシントン州の連邦地方裁判所が3日、7カ国からの入国を一時的に禁止する大統領令の一時差し止め命令を出しました。この命令について裁判所は全米に適用されると発表しています。同様の訴訟はニューヨーク州などでも相次いでいますが、全米レベルで大統領令の差し止めを命じたのは今回が初めてとみられます。これにより、入国制限は解除されるということです。一方、国務省は3日までに暫定的に無効にしたビザは6万件近くに上ると明らかにしました。ただ、一部のアメリカメディアは政府側の司法省の弁護士が「10万件のビザが無効になった」と述べたと伝えています。

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