ミサイル発射なぜきょう? 狙いは米への牽制と…(2017/02/12 16:49)

 北朝鮮は去年、2度の核実験実施に加えて、ムスダンやノドンなどのミサイルを毎月のように発射していました。ところが、去年10月を最後にぱったりと止まり、ほぼ4カ月間、動きがありませんでした。そして12日朝の発射です。

 (高橋政光記者報告)
 (Q.なぜこのタイミングの発射だったのか?)
 北朝鮮はトランプ政権の出方を見極めていましたが、ここにきてやはりアメリカへの牽制(けんせい)が必要だと判断し、ミサイル発射に踏み切ったものとみられます。トランプ政権発足後、マティス国防長官がいち早く韓国と日本を訪れ、同盟関係の強化を確認しました。さらに10日の日米首脳会談では、「北朝鮮に核・ミサイル開発の放棄を求める」共同声明を発表しました。来月には、これまでで最大規模の米韓合同軍事演習が予定されています。こうしたなか、北朝鮮はミサイル発射に対するアメリカの動きをうかがうとともに、対北朝鮮政策の順位を引き上げさせる意図があるとの見方も出ています。
 (Q.北朝鮮の動きは今後どうなる?)
 北朝鮮の一番の狙いはアメリカへの揺さぶりだったのですが、北朝鮮の国内事情というのもあります。12日は4年前に北朝鮮が3回目の核実験を実施した日で、核とミサイルの能力を誇示する狙いもあったとみられます。また、16日は故金正日総書記の誕生日で、韓国軍関係者は「体制の結束を図る狙いがある」と分析しています。金正恩委員長は先月1日、新年の辞で、アメリカも射程に収める大陸間弾道ミサイル「ICBM」の発射準備が「最終段階だ」と述べました。4カ月間の沈黙を破り、挑発行為を再開した北朝鮮が核と弾道ミサイル技術の確立を目指し、さらに動きを強める恐れもあります。

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