トランプ大統領「2国家共存にはこだわらない」[2017/02/16 05:57]

 トランプ大統領はイスラエルの首相と会談し、歴代政権が原則としてきたイスラエルとパレスチナが平和的に共存する「2国家共存」には必ずしもこだわらない考えを示しました。

 アメリカ、トランプ大統領:「イスラエルとパレスチナ双方が望むなら、2国家共存でも1国家でも良い」
 イスラエル、ネタニヤフ首相:「ユダヤ人国家とユダヤ人をトランプ氏ほど支持してくれる人はいない」
 トランプ大統領の発言は、パレスチナ側にとってはこれまでの政権の立場から後退と受け止められ、反発が起きる可能性があります。また、選挙中に公約したアメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移転する案について「できると良いが、慎重に検討する」と述べ、パレスチナの反発や「第5次中東戦争が勃発する」という批判を念頭に主張をやや弱めました。

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