死因の特定は?警察が会見へ 金正男氏“殺害”[2017/02/19 11:45]

 北朝鮮の金正恩委員長の兄の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、19日午後にマレーシア警察が会見をする予定です。遺体が安置されている病院の前から報告です。

 (鈴木祥孝記者報告)
 病院に遺体が運ばれてから5日目ですが、現在もまだ遺体が安置されたままになっています。依然として、司法解剖の結果も公表されていません。こうしたなか、マレーシア警察は日本時間の午後2時半から「捜査の進捗について」と題して記者会見をする予定です。会見の主な焦点は、「死因の特定につながるような解剖の結果」が発表されるのか。そして、18日に逮捕発表があった北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者(46)への捜査を含め、「事件の全容解明に向けた道筋が見える発表となるか」です。マレーシアの中国語メディアは、リ容疑者は薬学と毒物理論の専門家だとも報じています。一方、韓国のメディアは18日、マレーシアの北朝鮮大使館に住民の北朝鮮人が集められたと伝えています。口止めのためだと指摘しています。マレーシアのメディアは、他の3人の男がすでに国外に逃亡したとの情報も伝えていて、今後、捜査が難航する恐れも出ています。

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