「捜査は公正だ」召還された駐北朝鮮マレーシア大使[2017/02/21 20:02]

　金正男（キム・ジョンナム）氏の殺害事件を受け、召還された北朝鮮に駐在するマレーシアの大使が経由地の北京でインタビューに応じて「捜査は客観的で公正だ」と話し、捜査に反発する北朝鮮側を牽制（けんせい）しました。

　在北朝鮮マレーシア大使館・モハマド大使：「事件に対する捜査は客観的で、適切かつ公正だ。真の問題は何か。容疑者の仲間が誰か。それが我々が調べているすべてだ」
　北朝鮮から召還されたマレーシアのモハマド大使は、マレーシアと北朝鮮は「緊密な友好国だ」とも指摘し、正男氏殺害事件を巡り、「敵視する意図はない」と強調しました。モハマド大使は、21日中にマレーシアに帰国する予定です。マレーシア外務省は、北朝鮮側が事件を巡るマレーシアの対応に抗議したことを批判し、北朝鮮に駐在する大使の召還を発表していました。