実行役の女2人きょう勾留期限 金正男氏殺害[2017/02/22 11:46]

 マレーシアで金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、逮捕された実行役とされる女2人が22日、最初の勾留期限を迎えます。マレーシアから報告です。

 (小林理記者報告)
 今回の事件を管轄しているセパン市の裁判所です。逮捕された女2人の勾留を延長するのかどうかの結論に関する情報は入ってきていません。ベトナム国籍の女とインドネシア国籍の女は、正男氏の殺害に関与したとして逮捕されました。防犯カメラの映像から、2人が何らかの毒物を付けて殺害したとみられています。インドネシア国籍のシティ・アイシャ容疑者(25)は、家族に「いわゆる『どっきり番組』に出演している」と話していて、実行役の2人は指示役の北朝鮮籍の男らにだまされて殺害に関与した可能性が出ています。一方で、ベトナム国籍のドアン・ティ・フオン容疑者(28)の兄は「妹は医学の勉強をしていたようだ」と話していて、薬品などの知識があった可能性が出てきています。また、韓国メディアによりますと、フオン容疑者は去年11月2日に韓国の済州(チェジュ)島に入り、5日に中国を経由してハノイに向かいました。ただ、この時に男の同行者がいたかどうかについては不明としています。マレーシアの国家警察はまもなく記者会見を行い、捜査の進展について説明する予定です。

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