北朝鮮 1990年代に“結合型VX”輸入 研究続ける[2017/02/26 06:23]

 北朝鮮が1990年代の初めに2つの成分に分離された猛毒のVXを中央アジアの国から輸入し、研究を続けていたと韓国メディアが報じました。

 テレビ朝鮮によりますと、北朝鮮の科学技術に詳しい脱北者が「北朝鮮が旧ソビエト連邦解体直後、生物化学兵器を大量に輸入し、そのなかに結合型VXも含まれていた」と話したということです。北朝鮮は、完成したVXは保管と使用が難しいため、2つの成分が分離されたものを輸入し、実用化に向けて研究を続けたとされています。マレーシア当局は、金正男(キム・ジョンナム)氏の遺体から検出された猛毒のVXがどのように準備されたかを調べています。

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