2等書記官は?…大使館前の動き 正男氏“殺害”[2017/02/26 16:38]

 北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、マレーシア警察が、北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官に重要参考人として事情聴取を求めています。クアラルンプールの北朝鮮大使館前から報告です。

 (吉田遥記者報告)
 北朝鮮大使館では、2等書記官らがかくまわれているとみられます。事件からちょうど2週間が経った26日も、日曜日にもかかわらず、大使館関係者の車とみられる出入りが多く確認できます。事件発生以降、関係者らは北朝鮮大使館内に缶詰め状態になっているとみられ、大使館関係者が時折、窓から報道陣をうかがう様子も確認できました。地元紙によりますと、マレーシアの地元警察の幹部は「北朝鮮がこのまま捜査に協力しなければ、逮捕状の請求も辞さない」と強気の姿勢を見せています。
 (Q.正男氏の親族が現地入りする動きはあるのか?)
 正男氏の遺体は、まだ病院に安置されたままになっています。そんななか、イギリスのメディアが正男氏の娘・ソルヒ氏が26日に現地入りする見通しだと報じていて注目を集めていますが、現状、動きはありません。韓国メディアも、息子・ハンソル氏よりも暗殺の対象になる可能性が低い妹がDNAサンプルの提供などのために現地を訪れるのではないかと指摘していますが、今、入った情報によりますと、マカオからクアラルンプール行きの飛行機の出発まであと15分というところですが、両者の搭乗は確認できていないということです。

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