金正男氏の息子が親族に連絡 身元確認方法が焦点に[2017/02/27 11:46]

 北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、動向が注目される息子のハンソル氏が10日以上ぶりに親族に連絡を取ったと韓国メディアが伝えました。

 身元確認や遺体の引き取りで注目が集まる正男氏の親族ですが、これまでにマレーシア入りしたことは確認できていません。韓国メディアは27日、息子のハンソル氏が24日に「私と家族は元気だから心配しないで」という内容のメッセージを親族に送っていたと伝えました。この親族によりますと、事件発生から10日以上、ハンソル氏とは連絡が途絶えていたということです。親族と連絡を取ったことで今後、ハンソル氏本人が現地入りするのではないかとの観測が再び高まっています。一方、マレーシアの保健相は26日の会見で、正男氏の遺体の腹部に入れ墨があるかどうかについて「よく分からない。私はあるともないとも言っていない」と話しました。正男氏は腹部に入れ墨を彫っていたという情報がありましたが、それに反して遺体には入れ墨がないという説も流れています。マレーシア保健相は遺族からDNAの提供が得られない場合、遺体の身元を歯型やほくろの位置などで確認する可能性も示唆していて、今後、身元確認がどのような形で行われるのかが焦点の一つになっています。

こちらも読まれています