マレーシアから国外退去の北朝鮮大使 北京に到着[2017/03/07 05:50]

 北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件に関連して、マレーシアから国外退去を命じられた北朝鮮の大使が北京に到着しました。

 6日、首都クアラルンプールを発った駐マレーシア北朝鮮大使のカン・チョル大使は、経由地の北京へ向かう機内で隣に座る大使の妻とみられる女性に笑い掛けるなど、リラックスした表情も見せていました。カン大使は日本時間の7日午前1時半すぎ、経由地の北京空港に到着しました。VIP出口から北朝鮮大使館が用意した車に乗り込み、カン大使は北京市内の北朝鮮大使館に裏口から入りました。その後、大使館からカン大使が出てくることはなく、メディアにはまだ何も語っていません。午後、平壌に向かう予定とみられます。一方、朝鮮中央通信によりますと、北朝鮮もマレーシアのモハマド大使を「好ましからざる人物」とみなして、7日朝までに国外退去を求めました。カン大使追放の対抗措置とみられています。

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