農産品の市場拡大「日本が標的」 米通商代表候補[2017/03/15 11:56]

 アメリカのトランプ政権の通商代表に指名されたライトハイザー氏は議会の承認公聴会で、日本との貿易交渉で農産品の市場拡大を強く求めていく考えを示しました。

 米通商代表候補・ライトハイザー氏:「農産品の市場拡大が重要な国として、日本を第一の標的に挙げる」
 ライトハイザー氏は「アメリカ第一の通商政策が必要だ」と述べ、TPP(環太平洋経済連携協定)の参加国とは2カ国協議を進めたいという意向を示しました。また、農産品の貿易で「あまりに多くの障壁を我慢することが理解できない」として市場開放を優先事項に挙げました。日本とアメリカは、来月にも始まる日米経済対話では通商政策についても協議する見通しですが、トランプ政権が農産品に関して強硬な姿勢を示してくる可能性もあります。

こちらも読まれています