オランダ議会選挙 極右政党「第1党」に届かず[2017/03/16 05:52]

 移民排斥などを掲げる極右政党が躍進する可能性があるとして注目されたオランダの議会選挙は、出口調査の結果、獲得議席数が「第1党」に届かないことが分かりました。オランダから報告です。

 (天本周一記者報告)
 投票は1時間ほど前に締め切られました。その直後から現地メディアは、出口調査の結果として極右政党「自由党」の失速を伝え始めています。オランダの下院議会選挙は比例代表制で、定数150議席を巡って28政党が争いました。選挙の焦点は、中東などから急増する難民の受け入れの是非で、移民排斥などを訴える極右政党「自由党」が躍進するかどうかが注目されていました。しかし、現地メディアの出口調査の結果では、自由党が獲得したのは19議席で、「第2党」にとどまる見込みです。自由党は第1党にはならなかったものの、前回の選挙から4議席を増やしていて、議会のなかでは一定の勢力を保つとみられています。

こちらも読まれています