オランダ議会選挙 極右政党失速へ“第1党”ならず[2017/03/16 12:43]

 極右政党が躍進する可能性があるとして注目されていたオランダの議会選挙ですが、出口調査の結果、「第1党」に届かないことが分かりました。

 任期満了に伴うオランダの下院議会選挙は、定数150議席を28の政党で争いました。現地メディアの出口調査によりますと、ルッテ首相率いる与党・自由民主党が31議席で第1党の座を守る形となりました。移民排斥などを訴えるウィルダース党首率いる自由党は、事前の世論調査で一時、トップに立つなど躍進が予想されましたが支持は伸びず、前回から4議席多い19議席にとどまるとみられます。ただ、自由党は「第2党」となることから、今後、議会において一定の勢力を持つとみられます。オランダの議会選挙は、来月に大統領選挙が開かれるフランスやドイツで予定されている連邦議会選挙の行方を占う試金石とされていました。

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