正恩氏視察の下、新型エンジン成功誇示 米けん制か[2017/03/19 11:45]

 北朝鮮は、金正恩委員長が立ち会い、弾道ミサイルに使用する新型の高出力エンジンの燃焼実験に成功したと19日朝に発表しました。

 北朝鮮メディアは、北西部の東倉里(トンチャンリ)で、弾道ミサイルに使う新型の高出力エンジンの燃焼実験を地上で行い、成功したと伝えました。19日の労働新聞では、エンジンから真下に向かって炎が吹き出している様子などが確認できます。金委員長は実験の成功に満足し、「成し遂げた巨大な成果が、どのような大きな意味をもたらすかを全世界が近く目にするだろう」と述べたということです。ICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射を示唆したとみられます。北朝鮮はミサイル技術を誇示して、アメリカのトランプ政権からの圧力の強化を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられます。

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