香港トップ選挙、あす…民主派市民ら抗議デモ開催へ[2017/03/25 11:51]

　香港のトップを決める行政長官選挙は、26日に投開票が行われます。中国政府が支持しているとされる候補の優勢が伝えられていますが、民主派の市民らは、大規模な抗議デモを呼び掛けています。

　香港の行政長官選挙には3人が立候補していますが、事実上、林鄭月娥氏と曽俊華氏の2人の争いとなっています。親中派が多数を占める選挙委員1200人にしか投票権がなく、香港メディアは、中国政府が支持しているとされる林鄭氏が当選する可能性が高いと伝えています。一方、投票権のない市民らへの世論調査では、曽氏が支持率トップです。民主派の団体は、25日と26の2日間、大規模な抗議デモを予定していて、「林鄭氏が当選しても、香港の人々は支持しない」などと訴えています。