「イスラム国」に傾倒か スウェーデンのテロ容疑者[2017/04/08 17:38]

 スウェーデンの首都ストックホルムでトラックが人ごみに突っ込んで4人が死亡した事件で、逮捕された男の一人が過激派組織「イスラム国」に傾倒していた可能性が出てきました。現地から報告です。

 (工藤亮介記者報告)
 現場のショッピング街は今も封鎖が続いていて、静まり返っています。地元の新聞もこのショッキングな事態を紙面のほとんどを割いて伝えています。容疑者に関する情報は、警察は2人の男を拘束していて、地元紙は拘束された男の一人がウズベキスタン出身の39歳で、インターネット上で過激派組織「イスラム国」への共感を示していたと報じています。この男は警察が公開した監視カメラに映っていた男とよく似ていて、ストックホルム郊外で身柄を拘束されました。この男について、検察は先ほど、テロ事件の容疑者として逮捕したと正式に発表しました。また、犯行に使われたトラックはビール会社のもので、配達中に盗まれたものであることが分かりました。さらに現地のメディアは、トラックの中からかばんに入った手製の爆発物とみられるものが見つかったと伝えています。起爆装置は付いていましたが、うまく作動せず、爆発には至らなかったとみられます。スウェーデン政府は、国境管理を強化して方針を示しています。8日は国中に弔意を示す半旗を掲げられ、重苦しい雰囲気に包まれています。

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