米空母カール・ビンソンが朝鮮半島へ　北を牽制か[2017/04/09 17:31]

　北朝鮮への牽制（けんせい）なのでしょうか。アメリカ海軍の原子力空母「カール・ビンソン」は当初、シンガポールから南下してオーストラリアの港に向かう予定でしたが、それを取りやめて急きょ、北上して朝鮮半島付近の西太平洋に向かうことになりました。

　アメリカ軍は8日、太平洋軍のハリス司令官がカール・ビンソンを中心とする艦隊に対し、当初の予定を変更して、西太平洋に展開するよう指示したと発表しました。理由は明らかにしていませんが、ロイター通信は、アメリカの当局者が北朝鮮の動きを挙げながら、この地域での軍事プレゼンスを強化させる必要があると語ったと伝えています。核開発や弾道ミサイルの発射実験などを続ける北朝鮮を牽制する狙いがあるものとみられます。