トランプ大統領、バノン氏更迭を検討 娘婿と対立で[2017/04/11 09:42]

 アメリカ・ホワイトハウスのスパイサー報道官は、政権の黒幕と呼ばれるバノン首席戦略官とトランプ大統領の娘婿のクシュナー上級顧問が対立していることを認める発言をしました。

 スパイサー報道官:「トランプ大統領は時に政策の違いや議論が漏れ出ることは認識している。トランプ大統領は政策を前に進めることに焦点を置いている」
 複数のアメリカメディアによりますと、バノン氏とクシュナー氏は政策の違いを巡って対立を深めていて、トランプ大統領がバノン氏の更迭を検討しているということです。また、ニューヨーク・タイムズ紙は、北朝鮮政策などを担当してきた安全保障担当副補佐官のマクファーランド氏が近く退任し、シンガポール大使への起用が検討されていると報じました。マクファーランド氏はロシアとの不適切な関係で辞任したフリン前安保補佐官の人脈で起用された人物で、政権発足100日を待たずにホワイトハウスの人事が揺れています。

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