武力誇示? 北朝鮮、ミサイル発射も直後に爆発か[2017/04/16 11:51]

 北朝鮮は16日朝にミサイルを発射しましたが、直後に爆発し、失敗したとみられています。アメリカ軍が朝鮮半島に空母を展開するなか、新たな挑発行為で緊張が高まりそうです。

 韓国軍は、北朝鮮が朝、東部の新浦(シンポ)付近からミサイルを発射したものの、失敗したと推定されると発表しました。また、アメリカ太平洋軍も発射された直後に爆発したと分析しています。アメリカメディアは政府高官の話として、発射されたのはアメリカに着弾できる「大陸間弾道ミサイルではなかった」と報じています。アメリカのマティス国防長官は「トランプ大統領と軍はミサイルの発射の失敗を把握している。トランプ大統領からこれ以上、言うことはない」とする声明を発表しました。現在、原子力空母「カール・ビンソン」が朝鮮半島の近海に向かっていて、午後にはペンス副大統領が韓国を訪問する予定です。北朝鮮は、15日の軍事パレードで新型の弾道ミサイルを公開するなど、圧力を強めるアメリカに武力を誇示する狙いがあるとみられます。

こちらも読まれています