中国GDP 前年比6.9%の伸び 年間目標上回る[2017/04/17 16:06]

 中国の1月から3月までのGDP(国内総生産)が前の年の同じ時期と比べて6.9%の伸びとなり、中国政府が掲げる今年の年間目標を上回りました。

 中国・国家統計局、毛盛勇報道官:「中国経済は全体的に回復し、国際収支も改善されるという良い局面を表している」
 中国の国家統計局が発表した1月から3月までのGDPは、前の年の同じ時期に比べて6.9%のプラスでした。去年10月から12月の成長率より0.1ポイントの拡大となり、中国政府が掲げた今年の「6.5%前後」という目標も上回りました。好調なネット通販などが主な要因で、国家統計局の報道官は、国内での「消費の貢献度が拡大している」と述べました。一方で、公共事業の受け皿となる国有企業への投資も大幅な伸びを示しています。中国では今年の秋の共産党大会に向け、「経済の安定」が最優先課題となっていて、習近平指導部は、国内の不満が高まらないよう財政出動などを続け、安定成長を目指すとみられます。

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