北朝鮮の残留日本人らが会見 早期の一時帰国を希望[2017/04/20 05:55]

 北朝鮮東部の町で暮らす残留日本人らが会見し、日本への一時帰国の早期の実現などを求めました。

 残留日本人・中本愛子さん(85):「一日も早く国交正常化が成り立つよう、お願い致します」
 会見したのは、北朝鮮籍の男性と結婚し、1960年代に北朝鮮に渡った5人の女性と戦後の混乱で日本に帰国できなかった残留日本人の荒井琉璃子さん(84)です。女性らは親族の墓参りなどで日本への訪問を望んでいます。「両国の関係が改善し、自由に往来できるようになってほしい」と希望を語りました。北朝鮮がこれらの取材を設定した背景には、遺骨や残留日本人の問題をきっかけに日本との対話の糸口をつかみたいという思惑があるとみられます。

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