トランプ氏「容認できず」 米原子力潜水艦も韓国に[2017/04/25 11:48]

 北朝鮮は25日、軍の創建85年の記念日です。北朝鮮の高官は「核攻撃手段は発射待機の状態にある」と威嚇していて、各国が核実験や弾道ミサイル発射の強行に警戒を強めています。日本とアメリカも警戒を強めています。日本は迎撃ミサイル「PAC3」を16カ所に配備、日本海にはイージス艦を展開しています。さらに、日本の海上自衛隊との共同訓練を終えたアメリカの空母「カール・ビンソン」は、アメリカのメディアによりますと、沖縄と九州の間付近を北上するとみられ、朝鮮半島近海を目指しているということです。

 (高羽佑輔記者報告)
 トランプ大統領は24日、国連安保理メンバー国の大使を集め、北朝鮮への制裁強化を訴えました。
 トランプ米大統領:「北朝鮮の現状は容認できない。安保理は北朝鮮の核・ミサイル開発に対し、より強力な制裁を科す準備をしなければならない。これは世界に対する本物の脅威だ」
 カール・ビンソンについて、国防総省は北上していると認めていて、北朝鮮包囲網を本格化させています。さらに、国防総省は有事の場合、沖縄のアメリカ軍を投入する可能性もあると明らかにしました。また、韓国の釜山に入った原子力潜水艦「ミシガン」ですが、CNNなどによりますと、誘導ミサイルを搭載し、レーダーに検知されずに攻撃する能力を持っています。この配備により、トランプ大統領が金正恩委員長の喉元(のどもと)にやいばを突き付けた形となります。アメリカの国連大使も「北朝鮮の出方次第では攻撃する」と明言していて、北朝鮮への包囲網が強化されています。

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