比大統領「米朝は自制を」 懸念の声高まる[2017/04/30 17:50]

 緊張が高まる朝鮮半島情勢についてフィリピンのドゥテルテ大統領は、北朝鮮とアメリカが「おもちゃで遊んでいるようだ」と述べ、挑発的行動を慎むよう求めました。

 フィリピン、ドゥテルテ大統領:「二つの国は、自分のおもちゃで遊んでいるようだ」
 ドゥテルテ大統領は29日、マニラでASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議終了後に記者会見し、朝鮮半島の緊張を「ASEAN諸国は深く懸念している」と述べ、北朝鮮とアメリカの両国に自制を求めました。また、ホワイトハウスによりますと、29日にアメリカのトランプ大統領とドゥテルテ大統領は電話会談を行い、このなかで朝鮮半島情勢についても話が及んだということです。ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王も29日、「事態は熱くなり過ぎている」と懸念し、戦争になれば「人類が破壊される」として交渉による解決を求めました。

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