ロシア当局がLINEを利用停止に 治安対策の一環か[2017/05/06 07:05]

 ロシア当局は、治安対策の一環として日本の無料通信アプリ「LINE」の国内での利用を停止する措置に踏み切りました。

 モスクワ市内では5日現在、メッセージの送受信や通話など、LINEの機能がほぼ使えない状態になっています。ロシア国内では去年、成立した法律により、通信事業者は通信内容などを半年間保存して、求められれば捜査当局への提出に応じる必要があります。現地メディアによりますと、LINEはこの条件を満たせなかったため、通信当局が利用停止措置に踏み切ったということです。ロシア国内では、約500万人が利用していたSNS大手の「リンクトイン」が去年、利用できなくなったばかりで、治安対策を理由とした当局の通信規制が厳しくなっています。

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