米中「100日計画」 米産牛肉輸入の再開で合意[2017/05/13 03:39]

 アメリカのトランプ政権は、貿易赤字削減に向けた中国政府との間の「100日計画」で、中国がアメリカ産の牛肉の輸入を再開することなどで合意したと発表しました。

 100日計画は、アメリカの貿易赤字の削減に向け、先月の米中首脳会談で合意しています。アメリカ側の交渉責任者のロス商務長官は、中国側と協議した結果、10項目で合意したと発表しました。中国が安全基準に基づき、アメリカの牛肉の輸入を再開し、7月中旬までに少なくとも25億ドル分を輸入するとしています。一方、アメリカは、中国産の調理された鶏肉の輸入制限の解除に向けて取り組むことなどが盛り込まれました。これらの合意が達成されれば、今後は「1年計画」の議論も始まるとしています。トランプ大統領は北朝鮮問題で、中国からの協力を得る代わりに貿易では譲歩する姿勢を見せていましたが、ロス長官は「交渉では北朝鮮の話は出ていない」と切り離す考えを示しています。

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